私は現在42歳、大学中退して、
飲食店の接客のアルバイトを
2021年まで、約15年ほどフラフラやって生きてきました。
貯金ありません。
特別なスキルもありません。
そんな私が簿記2級に合格し、経理の仕事に就くことができたので、
今回はその辺の話をさせていただきます。
私は今年の4月から、
派遣で暗号資産(仮想通貨)の交換業の会社の
経理部で働くことになりました。
金融系の業界も経理という業種にもなじみのない私は、
毎日「異世界に転生」したような気分です。
もともと私は大学中退後、上京し、
まかないが食べられるから、というしょうもない理由で、
なんとなく飲食店の接客の仕事を15年以上続けてきました。
しかし、2020年、当時38歳のときに
新型コロナの騒動で世の中が大きく変わりました。
飲食店が休業や時短を余儀なくされ、
仕事が思うようにできなくなりました。
TVは毎日「感染者数」と「死亡者数」を延々と発表し、
外国はバタバタ人が死んでいるぞ!
2週間後は日本もこうなるぞ!
ほっといたら42万人死ぬぞ!
マスクをしろ!
外に出るな!
と延々と流し続けました。
そして街から人が消え、
われ先にとみんなマスクを買い漁り、
マスクをしていないと白い目で見られるようになりました。
あの世界は何だったのか。
コロナが騒がれだしてから4年が経ちましたが、
今思い出しても違和感しかありません。
あれはただ単に疫病が流行しただけの天災なのでしょうか?
報道の仕方、政府の過激ともいえる感染対策、
あまりにも「迅速な」ワクチンの普及。
ワクチンを作った外国のでかい製薬会社や
医療業界はさぞたくさん稼いだことでしょう。
まるで誰かが書いた脚本でもあるかのような展開に、
私は戸惑いしかありませんでした。
私があの騒動で教訓を得たのは、
「当たり前な常識は当たり前ではない」ということです。
毎日仲間と働いて、家に帰り、家族とご飯を食べて、
お風呂に入って寝る。
死ぬまで続くと思っていた、
平凡で幸せな日常は、
世の中の流れ一つで
ろうそくの火を吹き消すように
あっという間に消えるのです。
そして、思うように飲食店で働けなくなって
家で自粛生活を余儀なくさせられていた時、
私が一番恐怖を覚えたのは、
「このままではお金がなくなる」
ということでした。
現代の資本主義社会で
お金がない、ということは、
はっきり言って死を意味します。
ましては私には妻と娘一人の家族がいます。
このままでは家族が路頭に迷ってしまう…!
冗談抜きで人生で一番焦りました。
勉強も大してせず、なにごとも中途半端で
親の金で入った美術系の大学も中退し、
フラフラとフリーターみたいに生きてきた私は、
この社会の激変のおかげでやっと目が覚めました。
ひとまず私は、現状を変えるべく、
慣れ親しんだ飲食の仕事をやめて、デスクワークに切り替えました。
派遣会社に登録し、ひとまず経験なしでもできる
コールセンターのオペレーターを始めました。
PCもろくに触ってこなかったので、
タイピングの練習から始めて、ショートカット等、
操作方法を必死になって覚えました。
それと同時に、お金がなくなる恐怖から逃れるために、
お金の勉強を始めます。
まず、お金についてネットで検索し、
その関係のブログ記事やYouTubeなどを見まくりました。
そんな中、
簿記とFPの資格がおすすめであると教わり、
勉強することを決めました。
どちらから勉強するか悩みましたが、
簿記のほうが就職に有利だと聞いたので、
まず簿記3級から勉強し、
3か月程度の勉強で何とか合格しました。
この簿記3級の勉強が思ったより楽しく、
さらに上の2級を目指して、経理の仕事をしたいという目標ができました。
そしてコールセンターよりも
時給のいい医療事務の仕事(これも派遣)に転職したのですが、
めちゃくちゃ残業が多く、ほとんど勉強ができない状態に。
結果、あまりに残業が多いので派遣会社で問題になります。
残業をもとから望んでいなかったのでこれはチャンスと思い、
残業をしなくてもいいように会社と取り決めをしました。
その後、ゼロではないですが、残業がかなり減り、
コツコツ勉強をし、見事簿記2級に合格することができました。
簿記2級取得の効果もあり、
なんと、派遣ではありますが経理の仕事に就くことが決まったのです!
今まで私は資格というものを結構バカにしてきました。
「そんなものとらなくても勉強できるでしょ」
と思ってきましたが、
試験に合格する、という「ゴール」がある状態でする勉強はとても面白かったです。
体系立てて整理された知識が頭に入るというメリットもあります。
そして資格があるということは一つの「実績」になります。
俺は簿記に詳しいぞ、と口で言っていても、
第三者から見れば、本当かどうかはわかりません。
ですが、一定の基準の試験に合格している、
ということは第三者から見ても、
それなりの勉強はしている人なんだな、
継続して努力することができる人なんだな、
という証明になります。
たぶん、簿記2級の資格かなかったら、
40過ぎのおっさんが経理の仕事に就くのは厳しかったでしょう。
勉強は大事なのはもちろんですが、
どうせなら第三者にアピールできる実績につなげたほうが絶対にお得です。
簿記2級まで合格し、経理職に就く、
という目標はひとまず達成できたので、
次はFPを学ぼうと思います。
そして収入アップと、知識の定着のため、
そして同じお金の悩みを抱える方の役に立つために、
ブログを始めました。
このブログにFPの勉強記録書きたいと思いますので。
どうぞ次回以降よろしくお願いいたします。
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